2011年03月24日

撮りたい

大山女と出会えるのはなかなか容易なものではないろ。
放流していない自然に育ったものは稀だ。
今までの観たのは48が最大だ。
ガイドして挑戦させたが残念に終わり、何人ものチャレンジャーが挫折するなか無欲の女性が釣ったと連絡が入った。
40オーバーは2年に一度出会えるくらいだろうか、ゆっくり尾鰭を動かし浮いている姿を見れば我を失うものだ。
40にもなると人間にすると80歳以上になるのか。それまで生きていると何度か釣られリリースもされているだろう、よほど強運な魚だったと思う。以前から何度もこの川に通っていたのだから何回か出会っていただろう、そう思わざるえない。
 面白いと思ったのは寿命を迎えた大山女は簡単に釣られてしまったりする、出会ったら心臓がときめき真っ白になってしまうが、冷静に観察していると体色は色あせ、鰭は割れて釣るのが可愛そうなくらいだ。釣れた感触はトルクのある重いものでネットに素直に入ってくる。大きいがガサガサの体を見れば、今年の冬は越せないと感じるはず、ほとんどが雄だ、産卵しない分大きくなってくれる。
堰堤の多い小沢で上流の尺岩魚の溜まっているポイントを発見した。
下流から狙いそこを釣った。
丁度大物が浮く時間に合わせてそこを狙っていく。こう考えた、渇水するとその岩魚は瀬に入る、そうなれば釣りやすくなるはずだ。と思いそのチャンスを狙ったのだ。
渇水はヤマメを神経質にして岩魚のドライ天国になるからだ。
 
9時になり気温が上がってくると岩魚が入食いになった、型も揃い27cm前後が揃う、ヤマメは25cmがポツポツ釣れる、これはベストな条件でそれらを釣っていてはいけないのだ、尺物の条件なのでそれらを無視して尺狙いで大きなポイントを狙っていく。実に勿体無いが尺狙いなんてそんな勝負師の釣りです、しぶとく狙うものです。しかしこんなチャンスはそう滅多にあるものでもないので、尺が欲しいならそこは外せない。

 堰堤の下には大物が潜む、そして発見したのは45cmは楽に超えるヤマメだった。
陽だまりに浮いて小さな黒いハッチしたての虫を食べている、18#だろうか、かなり警戒しているようだ、ゆっくり鼻を出して静かに吸い込んでいる、少しすると沈んでいなくなりまた浮いてくる。かなり神経質なヤマメだ、後ろに小さな岩魚が数匹いる、こいつらが走ると全ては終る。少し離れて観察しフライを結んだ、CDC16#。フライラインはゆっくりと飛ばす、ループを細く早くすると魚に警戒される、水面に浮くことは鳥やフクロウに狙われる事を意味している、ゆっくりとループをコントロールしてフライを落とす、ラインから水面に落とすようなミスは避けたい。
フライは鼻先30cmに落ちた、ヤマメはゆっくり近づき大きな口を開けてフライを吸い込んだ。その瞬間。
勝手に右手が動きフライはヤマメの口元からポロッとはみ出した。
 自分の右手を疑った、意思に反して勝手に動く。またヤラカシタ〜。

ヤマメは少しその場に止まり動かない、なにか考えているように思えた、食べたはずのものが消えたのだ、魚も変だと感じただろう。
じっとしていてその後、ゆっくり辺りを一回りして団扇のような尻尾を振り静か〜に沈んでいった。
 フライは二度投げない、40分立っていたら右の流芯に35cmくらいのヤマメがいた、夢中で流れてくる何かを食べている。欲しいのは君じゃない・・来年合おう、その場を静かに下り出直した。・・今思うと勿体無かったな〜・・

 次の日少し時間をずらしてそこに立った、あのヤマメは同じように浮いて食べている。
しかし問題は、使うフライがない。CDCの唯一の欠点はそれだった。
少しアレンジしてフライを投げた、フライは水面を漂う虫とほぼそっくりだ、それが唯一マッチフライだ違うのはリーダーがあるかないかだ。
フライはさらに鼻先20cmに落ちた、気持ちは口を開けた瞬間その中に入れてやりたいのだった。目の前に落ちたフライにヤマメは口を開けそのままフライを食うのかと思った。
自分の心臓は止まっていただろう、口をあけてヤマメは一緒に3m流れた、口を閉じようとはしないでフライを見ている、立ったままのヤマメ。
やられた、何度かそんな経験をしている、しかしドラグの瞬間喰らいつくはずだった。
そして微弱なドラグがかかった、それで食うと思ったが、ヤマメは頭を下げた。
沈んでいった。強敵だ。完敗だった。
ティペットの影がいけなかったのだろう。こいつは晴れた時だけ表れる。曇ったときにチャンスか、雨の日にチャンスか、それから3回通ったが二度と姿を現さなかった。私には大きいのは・・・・無理。
 毎年40山女に挑戦するがヒットに結びつかない、なにせワンキャストで嫌われると全てが終ってしまうからで、腕の悪さが露呈する。よく言うが一体大物山女に対する実力と運の比率はいくらなのだろうか。
今年もこんな現場に出会うだろうか。

そのビデオがある、作り話だと思われると悲しいからね、編集してもらったら
このビデオ40分立ったままなんすけど?っと言われちゃったよ。僕の、後姿写っているだけど。
尺ヤマメも釣れているけどハレーションでいまいち。
調子悪い時ってそんなものなんでしょうね。

b34-13.JPG
いつも釣れない長文読んでくれてありがとうございます
お酒飲まないとまだまだ続きます、海外編で釣れ自慢です、嫌わないでね。
posted by Rhogan at 06:30| Comment(2) | 今昔物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
釣り人の『あーっっっ…』という魂の叫びが谷にこだますることが多いような気がします やらかした釣り人の魂の叫びで、ヤマメは成長する…
Posted by ヤマメ釣りは… at 2011年03月24日 12:31
今年も大ヤマメと出会いたいものです。
Posted by Rhogan at 2011年03月24日 17:51
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