2011年03月18日

Nz 1


冬の楽しみはなんとやはりスキーでした、得意のスポーツの一つなのです、私は団体スポーツが好きではなく、個人競技が好きなのです、理由は地味な私は団体スポーツは出番が少なく目立たないからです、頑張ってもどうしようもない仲間がいると足を引っ張られるので努力が無駄になる、そんな理由でしょうか。個人競技は自己責任の要素が多く努力の甲斐もあると思っているので頑張るのです完璧なワンマンです。4歳からスキーは好きで遊んでいました、夜明けにはスキーで4キロ離れたスキー場へ遊びに行っていました、リフトなんかない時代です、皮バンドのスキーでワックスはロウソクやクレヨンを塗っていました、少し立つとバネのスキーを買ってもらい俄然張り切って遊んでいました、スケートは皮バンドスケートを手に入れ田んぼに水を撒き屋外スケート場を作り、町内の遊び坊主として人気者でした。幼少時代は勉強意外は天才的な遊び人だったと思います。冬はスキーで遊べばいいものを、フライフィッシングなんぞを知ってしまったお陰で、南半球に憧れを抱いてしまうのは、遊び人のこの私の宿命だったと思います。雑誌を眺めているだけで終ればいいものを、釣り仲間が憧れのNZに飛ぶと聞いたら、無理してしまうのは愚かな私の弱さ、だったのでしょうか。
初めて飛んだとき、日本人ガイドのいる北半球のタウポ湖の近くに決まり、セミの大量発生していたせいか、暑苦しい感じのNZでした、世界中のセミが集まっているかのように鳴いていました、当然釣れるフライはセミフライ、お腹の緑色の小さなセミでした。タイイングしてきたフライは、ほとんど使い物にならなく、ガッカリしたものです、海外初心者組は毎日一本釣れると満足していたようで釣りより海外気分に浸っていたようでした、こんなものか海外、なにか違うよなと感じ、帰国したら自慢話の一つと出てこない、最悪な旅行を経験しリベンジに燃えたのでした。
メンバーに疑問を感じ募集したところ、ハイテンション谷地田正志登場となった。
普段一緒に釣りをしているとガンガン釣る男だった、欠点は釣りを始めると暗くなっても帰りたがらない事と、釣りに夢中になると食事をしない事だった。
ハイテンションのままNZ航空で飛んだ、二度目なので前回と同じ映画が流れている、Mrビーン。
笑いたいが笑えない、あの印象深い顔がおかしい顔ではなく怒っている怖い顔に思えてきた。筋書きが知れているだけに笑えない。彼は10時間の禁煙に耐え抜いて南の地に降り立った。空港から飛びだしてタバコを連発している、頭がクルクルすると言いながらふらついていた。今回は南島のオークランド経由でNZのワンフライ大会で優勝しているガイドに決まっていた、ガイド料も高額だが腕も一流らしい。ゆるゆるの短パンにウールのセーター、赤いパンツでケッを半分だし、私達はハンケツ親父と呼んだ。
途中観光をしながらロッジに向かったが観光なんて全く興味をみせなく、4時間、車を走らせた、途中信号機は二つあったくらいで人口より羊が多いと言われていた、全くそんな感じだった、羊の景色が延々と続いた。
夕方、湖の流れ込みに着いてガイドが少し釣ろうと言い出し、俄然張り切ってラインを出した、大きな流れ込みでフルキャストは気分がよくVIVA!NZ。張りきったが一匹も釣れなかった。ガイドが言うには投げすぎだと言う、お前ら目の前に魚がいるのになんでそんなに投げるんだと笑われたが、無駄に遠くのライズを狙っただけでそれでは釣れないと言われてしまった。しかしそのキャスティングは評価されキャスティングだけはNZ1の評価を頂いた。無駄にガイドを刺激したせいか、とんでもない大きな川に連れていかれるハメになった。ガイドはこの釣りで実力を判断したのだった。
夜も明けガイドは米代川か久頭竜川か、そんな規模の川に連れていく、大きな川はよいのだが深いし風が台風なみに吹くもので釣りは厳しすぎた、ニンフ初体験なのでニンフの釣り方が解らない、ヒットはするもののフッキングが解らない、これにはさすがに参ってしまった、初日は大物は全部外して45〜50cmクラスが上がったくらいで反省の夜を過ごした、アルコールの呑めない谷地田正志は禁断のブランディーに手をだした、このブランディー旨いな〜とストレートで半分飲んでしまった。旨いに決まってる国内なら5万はする代物だ、テんめー呑みすぎだっ!いい加減にしろ!ってきつくお灸を据えられたが、ブライデー初体験の彼にはチョコレートの味のする、とろみのある飲み物だったようだ、酔いもしない彼は、心ここにあらずだった。
この夜、彼は2時間しか寝ていなかった。
ウォーミングアップが終了し疑問を解決できなく待望のヘリコプターが迎えに来た。
山奥1泊2日の釣りツアーの始まりです。40分ほど飛んだだろうか、パイロットは、はじめての二人に急旋回の悪戯をした、足元が透けていて怖いはずのヘリコプターだ、振り落とされる感覚に普通は怖がるらしいが、私達は急旋回してそのまま川に降りるのかと思いワクワクした、もう降りるのか?あそこか?すっげ〜川だっちゃ!っと今にも飛び降りる勢いの我々に、期待外れのパイロットは先を急いだ。
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広い川原に降ろされ南島ブラウントラウトツアーが始まった、プロガイドは南島のブラウンを勧める、虹鱒は釣りが簡単で3回ジャンプすると疲れてすぐ捕れると言う、ここのブラウンは難しくヒットしてからのパワーは虹鱒の比ではないと興奮して話す。
ブラウンは岩魚感覚で緩い流れでいるものと思っていたのでそのつもりでいた。
随分広い川に来た、川の半分しか釣りにならない、流れもきつく石が大きく遡行も楽ではない、ヒットしてからがまた大変に思えた。まだ山から完全に日が出気っていなく日陰の瀬でブラウンをガイドは見つけた。流れが速く水深もある、渡るのは絶対無理だ、その流芯に背張りのブラウンが定位している、ここでヒットしたら、はたして捕れるだろうか、下のプールまで下られたら・・今までのブラウンとは全く違う。
 ドライフライにはまだ早いと言うがドライを流したいに決まっている。ドライで押し切った。こんな時は日本語で押し切るのだった。
最初のキャストでドラグがかかり魚は嫌ったが次のキャストでフライに飛びついた、ヒットした瞬間下流に走りバッキングラインを出しロッドが曲がった、深く動けない場所でロッドを立てることも出来ずラインは石の頭を何度もバチバチと音を立てて擦っていく、魚は止まることをしなかった、ロッドが立ったとき、フックが伸びていた。

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新品のラインはブサブサになりキャンプ初日の幕開けとなった。これは普通じゃない、こんどは捕ってやる。二人は燃えた。3x直結で勝負した。
谷地田正志は狂ってしまった。
背張りのブラウンを見つけた60オーバーは間違いない、遠くで掛けると手におえないので近づく作戦だ、ドライフライに一発でヒットした。
その魚はヒットした瞬間首を一振りして外して逃げた、彼はチッキショー!!っと言い、目の前の石を蹴り飛ばした、私が教えてやった。ここでは、ふぁっきゅーって言え!!
ガイドはすぐに大物を見つけた、そして彼はビック゛ファイトを楽しんだ、ブラウンは狂ったように走り回り、彼も負けじと走りまわされ、とうとう手に落ちた、65cmの背張りだった。それからドライタイムとなり夕方までそれは続いた。
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夕方になり山小屋に着いた、小さな一部屋で中には薮蚊の大群がいる、これこそ一大事だ、ガイドは部屋で紙を燃やし退治していた、煙で藪蚊は逃げ出した。釣ったブラウンをキープして油でジュージューされ夕食タイム、キープしたのは茶色の濃くなったブラウンだ、年老いているので今年の冬は越せないだろうと言う、キープにもポリシーがあったのだった、年寄は合掌だ。短時間で終らせイブニングに行く。
この奥に大きなプールがありそこのブラウンが凄いんだ、レッツゴーと歩かされてそこに急いだ、しかしプールはなくなりチャラ背になっていた、ガイドは地図を見せて、ここだろって確認するがよくある自然の脅威に私達は時間が勿体無いと、すかさず場所を換えた。
 移動して岩盤の淵に行った、ガイドがこれを使えとネズミフライを渡した、なぜにこんなフライなのかと尋ねたら、ネズミが川を泳いで向こう岸に移動するのだよ、それにライス゛するんだよ、と言う。暗い水面で虫のハッチも終わり魚は浮いているのが薄っすら解るがドライフライは無視する、ウェットにしたがそれにも反応は無い、しつこく勧めるので使ってみた、水面をスイングしたらドッカーンと大物が出た、ブチッと切れてフライも無くなってしまった。
オーマイガ−っと後ろから聞えた。
実によく出来たフライだったのでガイドも勿体無かったようだ、その後フライボックスにあるのを説明してくれたが、もうくれなかった。
真っ暗になり疲れたし、やめて水面を照らした。
先ほど捨てた魚の頭にうなぎが7匹集まっていた、自分の足元にも大きなのが居たので捕まえようとしたが、自分の背丈ほどあり太さは腕くらいあった、噛まれるからよそうと諦め、ガイドが笑った。イオーは臭いのが好きなんだよ、お前の足が臭いから集まったんだぜ。うなぎをイヨーと呼んでいた。しかし大きなうなぎだった、俺の足に噛み付くものなら水虫になるだろうに。
真っ暗だが全く止める気配のない谷地田正志親分にライトを照らし強制収容した。
今夜は歌を歌って寝床についた。♪伊予はまだっ17だから〜っと歌って伊予ちゃ−ン♪
コールして睡眠についた。
くだらねえ親父たちだって? そうだぜよ。
 夜が明けると谷地田正志は外にいた、またほとんど寝ていない、面白くて寝て入れないという。興奮して寝れないという。そして後で彼から事実を聞いて私は驚いた。
その驚愕の真実とは。そのありえない事実とは。
私のイビキが煩くて寝ていれなかったとか・・・。後で教えるいい奴なんだぜ。
朝露で曇り天気が心配だった、ガイドはサニーと言うが、こいつノー天気かと思うくらいの、曇天だった。
朝早く青い鳥が2羽やってきた、ガイドがロビンフットがやってきたと嬉しそうに話す。幸せの青い鳥なのだそうだ。ガイドはいい日だとハイテンションだ。このテンションは谷地田正志と同じだ。この二人はかなり幸せ者である。サンドイッチを作って朝はゆっくりスタートした。
降りてすぐブラウンを発見、ガイドは身の丈187cmのハンケツ親父、我々はジャパン標準身長、ガイドがカモンと言うが深くて深くて、胸まで浸かって川の横断、時々ジャンプというが少し無茶苦茶である。ハンケツだして濡れている大きなガイドは始終笑って案内してくれる。口癖はカモーンだ。
期待に答え天気は夏の空となりブラウンの大物が浮いてくれた、この川は小物が居ない川だ、産卵して稚魚になると親鱒に食べられるので稚魚は増水を使い下っていくらしい、上流に行くほど大物がいると言う、そして昼すぎてそれが事実となっていた、浮いているのは全て70オーバー老体で色が濃い茶色だがかなり長い。動きが遅くドライフライもスッポヌケしてしまう。釣れてからもトルクのあるしぶといファイト、一匹に25分も時間のかかるものまでいた、谷地田正志のファリオクラブはとうとう曲がり癖がつき、真っ直ぐにはなる事がなかった。

とうとうヘリが迎えに来た。疲れ果てたし足が痛くて動けない、石が大きくジャンプのし過ぎからきたものだった。ヘリに救助されるようにロッジに帰った。
 
そして仲間が来てなにやらテンションの高い雰囲気だ、ハンケツ親父がガミガミ食いついている。あのハイテンションの興奮の理由がわかった。我々は48本釣っていたらしい、小さいのは55cmが一本、他は全て60〜74cmだった。
なるほど足も痛くなるし疲れもする。でも快進撃はこんな数では終らなかった。

 その夜、ブランデーの祟りは続いていた、コーラしか飲まない親分のはずが意外な酒豪へと変身してアルコールが不足しそうになっていた。危険を察して酒豪の新人を近くの湖へと追いやった、すぐ近くに大きな湖があり小さな流れ込みを見つけていた。
暗闇にまみれて湖畔でロッドを降る。とうぜん自分も付き合わされた、ここでは危険な動物はいない、熊もヘビもいない、平和な国なのだ、唯一危険な動物は、薮蚊ぐらいだ、そいつらはプーんと音をだして刺して来る。

夕方は防寒が無ければ立っていられないくらいに寒い、当然ストーブで暖をとる、夜10時になるとポッと温かくなる。一日に四季があると言われるこの国の特徴である。そしてその闇の時間になると、ポツッポツッと湖面にライズがあり湖面はざわついた、大物の気配がプンプンするのだ。ポツンとライズを見つけウェットフライ4#を飛ばす、いきなりゴツンと手応えがあり水面が暴れる。それを繰り返す、二人で8#ロッドで釣りまくった、遠くでブラウンとレインボーを釣り水面で暴れると遠くの魚が集まってくるではないか、遠かったライズは近くにまで寄ってきてとうとう爆釣が続いた、二人で55匹を越えた。心配したガイドが車で湖面をライトで照らした、さすがに今日はお開きだ。
そしてまた2時間の睡眠をとり大きな川に連れていかれた。
湖で釣りまくりスッキリしていたので昼は楽しくフィッシング。観光気分の釣りは楽しいものだ、今日のガイドはビッグダン、若いオーストラリアからのガイドだ、プロのガイド修行中だ、19歳で196cmビッグだ。釣りそこなうとダンは落ち込む、それをなだめて釣りをするのだ、実に楽しい一日だった。そして夜になるとムラムラと釣り足りないのが気に入らず湖面に立つのだった。
今夜は5#ロットにする、少しスレてしまい大きなウェットで釣れない、12#にサイズダウンだ、そして50匹を数え終演。そして最終日、ロッドは3#ロッド16#のウェットフライ、ティペットは6X、全員で釣ったが雨粒のようなライズを探せた我々意外釣りになった人はいなかった、二人は他を無視して釣り狂った。とうとう湖をスレさせたの、その後のこの湖はスレっからしになったそうだ。魚に嫌われたようで満足して南島を去った。そして帰りもMrビーンが流れていた。

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posted by Rhogan at 19:05| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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