2011年03月09日

エルクヘアーカディス


1990年エルクヘアーカディスを知る。
このフライは世界中のフライマンを虜にしたフライで信者の多いフライである。

2009_0101091202-160012.JPG当時のフライ雑誌、アングリングを永久保存版にしボロボロになるくらい見ていた時、エルクヘアーカディスの記事があった、ドラグがかかっても釣れてしまうフライと、なんでもありの内容だったと思う、それを信じ試してみた。ドラグ可能なフライとはまさに当時の私には救世主のようなフライに思えた、やっと出会えたと思って買いにいった。
 近くの旭川で養殖場の下流のカーブで試した、そこは人目につかないポイントだった、絶対隠れていなければならない理由があった。禁漁になった秋の話だからである。
記事をみたら解禁まで待てなくエルクヘアーカディスの実力を知りたくて知りたくてとうとう川に立ってしまったのだ、そしてフライを結んでダウンでドラグをかけてみた、一時間もドラグテストしたがウグイがペシッと飛び出すくらいでヤマメや虹鱒はフライに反応しなかった。なんか記事に騙されたような思いでそれ以来嫌いなフライのトップの座に鎮座したのだった。まさに大きな勘違い、ドラグかかって釣れるフライなんて変な話である。今振り返るとティペットは大物虹鱒を意識して3x、フライは16#だったと思う。そんなシステムには理由があった、当時のティペットは弱く、5xなんかはすぐに切れたものだった。信頼できるのは3xだったのですよ。

岩見川でのマイヒットフライはディアヘアーカディスだ、サイズは10#が特によい。
2009_0101091202-160026.JPG

それを知ったら岩見川が大好きになり通ってしまった。KenSAWADAのドライフライパターンでマドラーセッジがあるフックサイズ4#からだったと思ったが、それを巻いて岩見川で釣っていた、白いボディにディアーを巻いて3x直結でブン投げるとガバッとヤマメだろうが喰らいついたものです、フックサイズ4でもですよ、ボディ真っ白の。
フライの唯一の欠点は大きすぎてフライボックスに入らない事だった。エルクヘアーカディスなんかより釣れるフライがあるとエルクヘアーカディスを避けていた、なにかあのボディハックルを巻くと釣れない、エルクヘアーカディスはとても相性の悪いフライであった。

記憶によれば外国のプロガイドが作ったフライだった。
お客を案内しているとフライが合わず釣れないときがある、そこでフライを提供しなければならない、マッチザハッチで巻いたフライは、魚に届く前に枝にバックの石にと、魚の口を捕える前になくなってしまう、毎晩タイイングしていても間に合う状況でなかったらしい、そして簡単に巻けて釣れるフライはないかと簡素化したフライがエルクヘアーカディスだった。
面倒なテールはなく、ボディハックルは余ったハックルで長ければ切ればいい、エルクを束ねることでよく浮く、面倒なハックルは巻かなくてよく、出来上がりのプロポーションはフラットウィングにしたらカディスやストーンフライに、ウィングをフレアーさせればメイフライにも応用が利く、都合のよいフライとなっていった。
よく浮き、よく見えて、巻きやすく、このフライが広がるのに時間はいらなかった。
と、記憶している。
 ニュービギナーの使うフライで無視していたが近年、このフライにドップリ浸かってしまった、頑固にボディハックルは巻かないがバサバサの誕生となったのだ。
使いこなすのに30年かかったと言えばよいだろうか?
何かとフライにうるさい自分である、その癖フライは何でもいいのが自分流。
画像 217.jpg
posted by Rhogan at 19:09| Comment(2) | 今昔物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
文章の流れと最後の猿…かなりのタイムリーヒットでした(≧ε≦)
Posted by (爆) at 2011年03月10日 22:56
この猿さん男前でしょ。♪
Posted by Rhogan at 2011年03月11日 10:33
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